技能実習生を管理する〔監理団体〕は皆さんは良くご存知だと思います。
私も以前、監理団体で働いていましたので、技能実習生を受け入れている企業や、海外の送り出し機関からのお金の流れなどは理解していました。

今回、広島市や長野県内の3つの監理団体が、架空の経費を計上するなどし、国税局からおよそ5億円の “所得隠し” 指摘されていました。

・協同組合フレンドニッポン(広島市)  所得隠し:3億円
・全国人材支援事業協同組合(長野県佐久市)  所得隠し:1億1000万円
・朝日協同組合(長野県川上市) ※HPなし  所得隠し:1億円
の3監理団体になります。

それぞれは架空の業務委託経費を計上し、おととし3月期までの数年間におよそ3億円の所得隠しをしていました。悪質ですね。

この所得隠しをしていた監理団体のひとつ、 協同組合フレンドニッポン ですが、覚えていらっしゃいますか?

日立製作所は、鉄道車両製造拠点の笠戸事業所(山口県下松市)で働くフィリピン人技能実習生20人が、実習途中に解雇を通告しました、解雇理由は外国人技能実習機構から実習計画の認定が得られず、在留資格が更新されなかったためです。認定されない理由は、技能実習生に本来の『電気機器組み立て』ではなく、新幹線の排水パイプ付けなどの単純作業に従事させていたことです。

同じく三菱自動車は岡崎製作所(愛知県岡崎市)で溶接作業に従事する予定で受け入れたフィリピン人技能実習生28人に、実習計画にない車の部品組み立てなどに従事させていました。実習生28人のうち、27人の認定を取消し、1人は計画通りの作業に従事させるように改善命令を出しましたが、27人のうち24人はすでに帰国したそうです。

このように、協同組合フレンドニッポンは以前より技能実習に関し、不正ばかり行っていました。現在、技能実習生を5年間受け入れられない厳しい処分を課せられています。

このような悪質な監理団体だけではないですが、こういった悪いニュースが報道されると、 技能実習生の受入れで儲かるのは、海外現地の送出し機関と監理団体といっていると思います。

この隠していた所得は、どこから流れてきたお金でしょうか。技能実習生でしょうか?受入れ企業でしょうか?
実習途中で解雇され帰国した技能実習生は、母国で多額の借金を背負い日本で働き、母国に借金返済のため送金していたはずです。

このような理不尽な理由で解雇され、帰国を余儀なくされる技能実習生がいなくなることと、今回のような悪質な監理団体がもっと摘発され、厳しい処分が下るよう願います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。