2019年4月1日より、新しい在留資格「特定技能」が施行し約半年が過ぎました。
ここ3ヵ月、大きく変わったことがなく、ブログから発信する情報も少なくなっています。それは、「特定技能」で働きたい外国人、それを受け入れたい企業はいても、特定技能に関係する準備が整っていないことが原因だと思います。

まず、
①試験を実施する回数が少ない
②日本語検定の回数が少ない
③送り出す国の準備が整っていない
④申請書類が複雑
とさまざまな要因があるとお思います。

①については、国内はもとより海外でも「特定技能評価試験」の実施が遅れています。10月現在、フィリピン・ミャンマー・モンゴル・カンボジアのみで実施されています。多くの技能実習生からの移行を期待できるベトナム・中国は実施されておりません。

②特定技能の要件の1つ、「日本語検定N4程度」とあります。
・国際交流基金 日本語基礎テスト(JFT-Basic) A2
・日本語能力試験(JLPT) N4
この2つの日本語検定を受検し、N4程度を合格するひつようがあります。
しかし、〔国際交流基金 日本語基礎テスト(JFT-Basic)〕は、すべての国で実施されているわけではありません。
せめて「特定技能」の2国間協定を締結した国では、必ず実施していただきたいと思います。
日本語能力試験(JLPT)は、日本国内で年2回実施されています。これも明らかに少ないと思います。

③送り出す国の準備が整っていない。そんなはずがないと思いますが、ベトナムのある送出し機関の方と、特定技能について話をした際、ベトナムの労働局(DOLAB)からの指針がでていないので、送出したくてもどうして良いか分からないとお返事をいただきました。
例えば、特定技能外国人からいただく費用、書類の流れといったところでしょう。
ベトナム人は、一度ベトナムに戻り、特定技能で入国したい場合、必ずベトナムの送出し機関を通し、特定技能として日本に入国する必要があるそうです。
まだ、確定情報ではないので、はっきりとしたことはいえません。

④受け入れたい企業が準備や作成する書類が複雑で、準備する側も大変ですが、準備作成した書類を、すべて確認する入管局も大変です。
申請した際に、一通り確認はしていただけるようです。
添付がもれている書類や、記入誤りを事前に確認し、なるべく早く認定しようと努力していただいている事も分かります。
でも、技能実習生も受け入れたことのない企業では、あの特定技能の申請書類を作成するのは、本当に大変だと思います。

こういった、様々な問題が重なり、特定技能外国人の受け入れが進んでいないのだと思います。
政府は、2019年度に47,000人の受入をすすめると発表しています。しかし、この銚子だと47,000人に追いつきそうもありません。

すべての準備を整えてと、今更言っても仕方ありませんので、出来るだけ早く、すべての外国人や、企業の期待に沿える制度になってほしいと思います。

本日も最後ま読んでいただき、
ありがとうございました。