もう皆さんはニュースなどでご存知かと思いますが、イギリスから悲しいニュースがありました。

2019年10月23日、イギリスのロンドン近郊でトラックのコンテナから39人の遺体が見つかりました。
当初、中国人かと言われていましたが、身元の確認作業を行うと、事件に巻き込まれた39人すべてがベトナム人だと分かりました。

なぜこのニュースをブログに書こうと思ったかというと、犠牲になったベトナム人の中に、今年の3月まで技能実習生として、日本のお弁当の工場で3年間働いた26歳の女性がいたからです。

この女性は今年ベトナムの実家に、3年間の技能実習を終えて帰国しました。その後、家族は地元で結婚することを望みました。もちろん、どんな家族も娘を側におき、家族でいつまでも暮らすことを望むと思います。

しかし、女性の弟が仕事のために購入した車で事故を起こし、家には多額の借金が残ったそうです。
そのため女性は両親の負担を減らすため、イギリスで仕事が見つかったとして、渡航を仲介するブローカーへ、8億9,200万ドン(日本円:約4,165,430円)を支払い、2019年10月3日ベトナムの実家を出発し、中国で偽造したパスポートを入手し、フランスを経由してイギリスに向かったそうです。

ベトナムは1990年代後半かた日本や韓国、ヨーロッパなどに労働者を積極的に送出していて、2019年9月までの間に10万人あまりのベトナム人が労働者として海外に送出されているそうです。
正規のルート(その国の在留資格を取得する)を獲ないで、今回のように違法に入国し働くベトナム人も多くいます。

そもそもイギリスでどんな仕事をするために渡航するのでしょうか。
違法に入国した外国人が、まともな仕事ができるわけがありません。イギリスでは、大麻の栽培やネイルサロンなどの仕事だそうです。
でも、違法な入国ですから、地元の警察から逃げるように暮らさなければなりません。26歳の女性にはとても重い負担ですし、悲しい結果だと思います。

これから日本で働く外国人、特にベトナム人は多くなると思います。働く外国人それぞれ、自分の考えの下、働くことを決めたと思います。
自分の将来の夢のため、家族のため、両親や兄弟のため。どんな理由があっても、違法に取得した権利は、どこかで自分自身を苦しめる結果になります。

不法な密入国、それに拘る仲介業者、人間の命の代わりに得られるお金。こうした悲しいニュースがないように祈ります。