連日、新型コロナウィルスの話ばかりですが本日、こんなニュースを目にしました。

福岡県筑紫野市でベトナム人技能実習生同士3人の金銭トラブルを巡り、31歳の技能実習生が背中などを刃物で刺され、2人の技能実習生が「殺人未遂の容疑」で逮捕されました。

こういった技能実習生同士の傷害事件や、殺人事件はけっこう頻繁に起こっています。事件に小さい大きいはありませんが、喧嘩でしたら日本人でもあります。しかし、刃物を持ち出し相手を刺すといったことは、よほどの強い感情がないと出来ないことです。

私が監理団体にいた時も、こういった問題はありました。

①同じ部屋に住む技能実習生(男)お互いの騒音が気になり、何度か注意したけれど全く改善されなかった。そして、自身が購入した調味料をもう一人の技能実習生に使用された。

②技能実習生(女)が同じ一軒家で生活し職場も一緒でした。その中の1人が周囲の技能実習生から浮いてしまい、いつしか孤立してしまいました。そんな事もあり、仕切られた部屋の中で一人で生活することにしました。冷蔵庫もない部屋に、購入した野菜や卵を保管することに、他の技能実習生からは苦情が続いた。

③技能実習生(女)が同じ一軒家で生活し職場も一緒でした。そのうち、キッチンに保管していた調味料が、他の技能実習生に使用され量が減っているや、自身の財布が他の誰かに触られ、いつも保管している位置から変わっているなどの苦情がありました。

こういったトラブルの結果としては、

①ある夜、お酒を飲んでいた際、またトラブルになり衝動的に、騒音を注意された技能実習生は、注意した技能実習生を切りつけました。その後、監理団体の元生活し双方共、退職する意思を固め退職手続きをすすめ、飛行機のチケットも手配し、帰国当日、監理団体職員が迎えに行くと、失踪していました。その後もどこで何をしているか分かりません。

②監理団体と受け入れ企業の担当者、当該技能実習生、もちろん通訳も含め、何度も何度も話し合い、注意喚起をしたところ当該技能実習生は、断固として部屋以外で生活することを拒否しました。
衛生管理の観点から見ても、冷蔵状態で保管しないといけない食料品は、自室で保管は出来ない。真夏だったため野菜も腐り、卵も衛生上も良くないことを何度も説明しましたが、納得できないようでした。結局、1年間の技能実習期間(2号移行職種でない)を修了するまで注意しました。

③同じ一軒家に住む技能実習生全員から聴取しました。そのうち、該当する1人の技能実習生の名前が全員から出ました。もちろんその名前の出た技能実習生からも聴取しましたが、「私は知らない」との返事でしたので、この段階では同じ一軒家で犯人探しをすれば、人間癌系がもっと悪くなるので、全員に同じ注意喚起をし終わりました。
しかし、その状況はまだ続いていたようで、同じ一軒家に住む他の技能実習生がキッチンに動画が撮影できるタブレットを、皆に内緒で設置していました。そこに、全員から名前のでた技能実習生が、調味料を使用し、他の技能実習生の財布を触る動画が撮影されていました。
これをもって、当該技能実習生にヒアリングし(もちろん動画の事は話しません)、本当はどうなのかと話を聴いたところ、他の技能実習生からある事で、トラブルになり、ストレスも溜まっていたため、そのような行為になったと話ました。
そのトラブル内容も確認し、他の技能実習生にはトラブルの内容、行ってしまった行為への謝罪等を行い、他の技能実習生からは謝罪を受け入れることを確認し、皆、技能実習期間を修了し帰国しました。

このように、技能実習生は複数人で一つの家に住んでいると思います。そのように所詮は他人同士が一つの家に住み生活をしている訳ですから、トラブルはつきものです。一つ一つのトラブルは些細な事なんです。日常生活していれば日本人、外国人関係なく起こる事です。
しかし、トラブルをどの段階で確認し、どのように対処するかが問題です。小さなトラブルでも、お酒が入ったり、些細な喧嘩が大きな事件に発展することもあります。

外国人だけではなく、日本人、外国人と日本人のトラブルは受け入れる会社が、どのように把握し、どのように対処するかがとても重要になります。
このようなトラブルに備えて、社内マニュアルのようなものを作成しておくのも一つのトラブル回避の策ではないでしょうか。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。