2020年4月から2021年3月まで  国別の出入国統計

出入国在留管理庁, 統計データ

政府統計(e-Stat)から2020年4月から2021年3月までの、国別・資格別(特定技能・技能実習)における日本への入国数、日本からの出国数を下記対象国を月別にまとめました。
対象国:ベトナム・インドネシア・フィリピン・中国・タイ・ミャンマー 6ヶ国

Ⅰ. 各国とも日本の緊急事態宣言発出以来、入国数は減少しており、特に特定技能/技能実習は “入国ゼロ” の月もあった。
Ⅱ. 入国数最大は中国(85,190人)次いでベトナム(63,299人)となっているが、特定技能+技能実習の入国数では逆転し、最大がベトナム(39,448人)次いで中国(12,744人)となり、ベトナムは中国の3倍の入国数となっている。
Ⅲ. 帰国数については、通期を通してコンスタントに帰国しているが、技能実習修了者の帰国数については、国毎にばらつきがある。
Ⅳ. 上記理由として、技能実習から特定技能へ資格変更し、引き続き日本で就労する外国人が増えたことが考えられるが、コロナ感染症拡大の影響で、航空便の減少で帰国できない技能実習修了者も多いと考えられる。
Ⅴ. 特定技能の帰国者に関しては、本人の意思での帰国でない場合が多いと想定される。
Ⅵ. 単純な数値比較でないことを前提として、各国の特定技能+技能実習の入国者数と帰国者数の比率を計算【(特定技能帰国者数+技能実習帰国者数)÷(特定技能入国者数+技能実習入国者数)】をした場合、最大入国者数のベトナムは5.96ポイント、中国は88.33ポイント、今年2月1日にクーデターが起きたミャンマーの同数値は、10.18ポイントとなっている。
Ⅶ. 技能実習入国者数に対し技能実習出国者数の対比について、ベトナムとミャンマーの2国が他4国と比べ比率が悪くなっている。

出入国統計表 データシートついて
カンボジア・マレーシア・パキスタン・ネパール・モンゴルの5ヶ国を追加したデータシートもありますので、興味のある方は “info@needs-you.com” まで連絡頂きましたら、メールにて送付いたします。統計期間は、2020年4月~2021年3月までとなります。(参考までに在留資格【留学】も入れてます) 

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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