ベトナム人技能実習生 偽物のナイキスニーカーを販売し1,200万円売り上げる

ベトナム, 国籍, 外国人生活サポート, 技能実習制度, 支援(サポート), 犯罪, 違法

北海道十勝で就労しているベトナム人技能実習生が、母国ベトナムから輸入した偽物のナイキスニーカーを販売する目的で自宅に124足所持した〔商標法違反〕疑いで逮捕されました。

〔商標法違反〕とは
他者の商標(商品やサービスを区別するマーク)と同一の商標を使い、商標権者の権利を侵害したり、不当利得を得たりする行為を言います。罰則としては「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれらの併科(商標法第78条」
法人が違反した場合であれば、最大3億円の罰金が科せられる恐れもあります(商標法第80条)

逮捕されたベトナム人男性は「ベトナムで安く買って日本で高く売れば金儲けできると考えた」と認めています。この男性は1足2000円程度で仕入れ、3倍以上の値段で販売していたとのことです。SNSを使ってこれまでに1600足を販売し、1200万円を売り上げていました。この男性の販売を手伝うため、同じ地域で働く技能実習生の女性も書類送検されました。

お金に困っての犯罪とは違い、計画的に偽物のスニーカーを密輸しSNSで広告し販売していたのですから、厳重に処罰していただきたいと思います。コロナ禍になり仕事時間を短縮されたり、就労先を解雇されたりと生活が厳しい技能実習生も多く日本に在留しています。しかし生活に困ったからといって犯罪を犯して良いということにはなりません。

技能実習生は〔実習実施者〕や〔監理団体〕が帰国するまで生活を支援し責任を持つ必要があります。実習実施者や監理団体の皆さん、どうか相談できる体制を提供し技能実習生が犯罪に手を染めることなく、無事に帰国できるようサポートしてください。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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