外国人が日本で犯罪に巻き込まれた、事故にあった時に一番にどこに連絡するのでしょうか。技能実習生が日本に入国した際に、日本での生活に必要な情報を提供します。その中には、ゴミの出し方や、日本のルール、そして日本でトラブルに巻き込まれた場合に連絡する相手先などを提供します。

〔110番は警察〕〔119番は消防と救急車〕〔118番は海の事故〕。日本人の私たちが緊急通報先に連絡をした場合、相手から聞かれる質問に対して、分かりやすく現状を伝える事が可能でしょう。しかし外国人の皆さんは簡単な日本語を話すことができても、起こっている現状について相手に伝えることが難しくなるでしょう。

そのような問題に対して、埼玉県警は緊急事態が起きた場合につかう〔110番通報〕で、外国語を話すことができる職員や通訳人を配置し、最大で55言語に対応できる体制をとっています。
埼玉県警は2021年1月~11月の間に県警にあった〔110番通報〕は56万6836件。
・交通事故に関する通報:約11万9000件
・不審者や駐車違反などの通報:約10万4000件
・間違い電話やいたずらや相談など緊急性がない通報:約9万2000件
・外国籍を名乗る人からの通報:約4000件

埼玉県警では緊急電話を受ける際、「事件ですか。事故ですか。」と相手に問い「中国語」と応じた場合、中国語が話せる通訳人と電話を替わり、中国語が話せる警察官が現場にかけつけ対応にあたるようです。もし110番通報を受けた際に、どこの外国語か分からない場合は、専門部署につながり言語を判断するようです。

日本に在留する外国人は年々、増加しています。昨日のブログでもお伝えしましたが、在留する外国人の国籍ではベトナム、中国、フィリピンが多く、各地の警察でもベトナム語や中国語が話せる通訳は常駐しているでしょう。外国人が安心して生活し日本に在留できるよう、日本全体でサポートしていかなければなりませんね。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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