「技能実習」ベトナムと日本 高額な仲介費用の支払いをなくす仕組み

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日本に「技能実習」として働きたい多くの外国人は、彼らの母国で日本に行くための費用を支払います。その費用は〔パスポート取得費用〕〔日本語を学ぶ費用〕〔送り出し機関への費用〕と様々です。技能実習生の最大の送出し国でもあるベトナムでは、技能実習生の支払う費用が決められています。

【3年契約の場合】
3,600ドル以下
【1年契約の場合】
1,200ドル以下
◆在留資格認定証明書が発行される前に技能実習生から費用の徴収を行うことはいかなる形においても厳禁
◆約520時間の日本語教育に対し、事前教育費として590万ドン以下

このように送り出す国の中でも費用の上限が決定しているにも関わらず、いまだに送出し機関以外に悪質な仲介業者がおり、日本に行ける、日本で条件の良い仕事を紹介するために高額な費用を徴収しています。その費用を支払うために技能実習生は、親族や銀行などから借金し費用を支払うケースが大半です。

このような状況を受け、日本とベトナムの両国は仲介業者を通さなくても技能実習生が日本の求人情報を、入手できる仕組み作りを進めていくことになりました。日本側で技能実習生を受け入れたい企業の職種や支払う賃金、勤務場所などを、スマートフォンから無料で検索できるシステムが想定されています。日本のハローワークから得られる情報のようなシステムですね。早ければ来年にも導入を始める予定にしてくようですので、早急に技能実習生の負担を減らす仕組みを導入していただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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