「外国人が働きたい国」で日本が33カ国中32位

外国人雇用, 最低賃金

先日、こんなネット記事を目にしました。
イギリス金融大手HSBホールディングスは7月に、「各国の駐在員が働きたい国ランキング」の最新版を発表しました。
調査国は33カ国(地域含む)です。

では結果を見てみましょう。

「各国の駐在員が働きたい国ランキング」2019年HBSホールディングス発表資料より

私は日本人なので、このランキング結果に大変おどろいています。
では、1位のスイスでは、どんなに素晴らしい環境で働いているのか調べてみました。
・最低賃金が約2,500円
・残業を超過すると法律で罰せられる
・支給された有給休暇は全て使い切らなくてはならない
など、“収入” “経済的安定” “政治的安定” “教育” の面で1位を獲得しました。

32位の日本には現在、
10位 ベトナム
24位 フィリピン
31位 インドネシア
と、「技能実習」や「特定技能」で日本に働きにきている外国人がいます。
自身の国より、“生活”“教育”“収入”面で、働きたくない国の日本になっています。厳しい現実ですね。

たしかに、日本には“サービス残業”という言葉があります。
私達の頭の中にも、『これぐらいの残業なら』という言葉があり、1時間程度の残業なら、残業と考えないこともあります。

その割りに、賃金が安く、目一杯働いても賃金が上がらない。と、ほとんどの方が思われているかもしれません。
毎年、賃金や賞与(ボーナス)が上がるのは“公務員だけ”でしょう。

いまだに「技能実習生」は安い賃金で働いてもらえる。と思っている企業がいるでしょう。そのような考え方をなくさない限り、今後のランキングも日本が上位になることはないでしょう。

あと、日本全国統一の“最低賃金”を設けるべきです。
政府は特定技能の受け入れを“全国的に”と考えているようですが、最低金額:790円 最高金額:1,013円 223円の差があります。
1日8時間×223円×1ヵ月22日=39,248円の差があり、残業割増を入れると、誰でも都心部で働きたいと思います。

こういった格差をなくし、どこでもスタートは同じ条件で働ける環境を、まず作るのが一番の課題ではないでしょうか。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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