日本語検定(JLPT)でカンニング?

外国人雇用, 日本語検定, 日本語能力試験〔JLPT〕, 違法

日本に在留したい外国人、日本に在留しながら勉強や仕事に従事している外国人にとって、日本語のレベルを確認する試験といえば一般的に【日本語検定(JLPT)】ではないでしょうか?

その日本語検定でカンニングを斡旋する業者がいるとニュースで伝えられました。中国チャットアプリ「WeChat」。このアプリは中国人の方は皆さん使用されているのではないでしょうか?そのアプリで「保満分」満点を保証するという意味がある投稿があるようです。その投稿にメッセージを送ると

「試験当日、試験中にSMSで全問の正答を送信する。料金は30万円。15万円を試験日3日前まで、残りは試験後3日以内に支払ってもらう」

とあり、試験が実施されている最中に何らかの形で回答を得られるようです。例えば皆さんもよくご存じの「技術・人文知識・国際業務」で就労するために在留申請を行う場合には、N3の合格が必須と言われています。「特定技能」であればN4の合格が必須です。

このようにカンニングしたとしても、自力で勉強し合格したとしても、いずれも合格証が発行され自身が望む在留資格を取得するためには有利になるでしょう。そして在留資格を取得した外国人を受け入れようとする企業は、その合格を持って判断され「実力不足」と思っていたとしてもN1・N2を取得している外国人であれば働いて欲しいと思うでしょう。

受け入れる側からすれば、自力で合格したか、カンニングをして合格したかは分かりません。在留カードやパスポート、JLPTの合格証も偽造できますので、まずは面接の時に日本語の実力を確認する必要があります。日本語が書けるか・日本語が話せるか・日本語で会話が出来るかなど、合格証だけに頼らず実践で日本語が活かせるかの確認をして下さい。

しかし何でも商売になり、その商売が不正なものと理解していたとしても、提供する側と提供される側、何でもお金で得ることができるとは・・・信用ができる事が少なくなるなと思いました。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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