〔犯罪〕ゆうちょ銀行の口座4万円、ネットバンキング付の口座は12万円
帰国予定のベトナム人から銀行口座を譲り受けたとして、ベトナム人の男2人が逮捕されました。 2人は同じベトナム国籍の男性から、男性名義の銀行口座の通帳とキャッシュカードを4万5000円で譲り受けました。
彼らの住むアパートを捜索したところ、200冊以上の通帳や100枚以上のキャッシュカードが見つかりました。2人は口座を売買する犯罪グループの一員で、グループの指示役はベトナム国内から指示し、受け渡しの報酬として1件あたり約2000円の報酬が支払われていました。
このニュースの驚くところは、口座の買取金額です。ゆうちょ銀行は4万円、三菱UFJ銀行が7万円、三井住友銀行のネットバンキング付の口座は12万~15で通常の口座は6万円で買い取っていました。
帰国する技能実習生は普通、帰国前に口座を解約し帰国しますが近年、口座を売買する実習生が増えています。日本に来る予定がなければ口座は不要になりますが、不要になる口座が売れるのであれば、安易な気持ちで買い取ってもらい、その口座が悪用されたとしても帰国しているのであれば何の問題もないでしょう。
でも今回、この売買された口座の金額を見てびっくりしました。ということは、この売買される金額の何十倍、何百倍もの金額を詐欺などで得ているのでしょうね。買い取るお金を出す人、その指示をする人、受け取る人、その買い取った口座を利用する人など、この一つの口座に係る人は多くいるはずです。譲り受けた人だけではなくこの口座に係る人全員を逮捕しなければ、このような犯罪はなくなりません。
このような犯罪をなくすにはまず、技能実習生が帰国する際には必ず給与受け取り口座など、日本で開設した銀行口座を解約してください。口座を解約すれば少なくともこのような犯罪は減っていくはずです。受け入れる企業や監理団体の皆さんは、帰国する技能実習生の口座解約を必ず行って下さい。
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