「技能実習 2組合の改善命令 実習計画の認定17社147件の取消し 

外国人技能実習機構, 技能実習制度

出入国在留管理庁と厚生労働省は、2021年5月28日付けで、2つの監理団体への改善命令、17社147件の技能実習計画の認定の取消し、1社の実習実施者への改善命令を通知しました。

◆監理団体の改善命令の理由
・傘下の実習実施者に対する監査を適切に行っていなかった

◆技能実習計画認定の取消し理由
・外国人技能実習機構の職員に対し虚偽の帳簿書類を提示した
・認定計画に従って技能実習を行っていない
・技能実習計画の作成指導を受けた監理団体による実習監理を受けていない
・主務大臣の職員による検査を拒んだ
・技能実習生の人権を著しく侵害する行為をを行った
・認定計画に従って賃金を支払っていない
・労働安全衛生法違反により罰金の刑に処せられ、刑が確定した
◆実習実施者の改善命令の理由
・認定計画に従って技能実習を行わせていなかった

今回、技能実習認定の取消だけではなく、改善命令も行われました。技能実習計画の認定が取り消されると、技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります
このように厳しい処罰を受けることになりますので、技能実習生の受入れは適正に行う必要がありますので十分に注意してください。

【技能実習法に基づく行政処分等を行いました】厚生労働省のホームページより

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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