「技能実習 3組合の許可取消し 実習計画の認定17社184件の取消し
出入国在留管理庁と厚生労働省は、2021年4月23日付けで、3つの監理団体の許可を取り消し、17社184件の技能実習計画の認定の取消しを通知しました。
◆監理団体の許可取消し理由
・監理団体と送り出し機関との間に、技能実習に係る契約の不履行に違約金を定める内容の覚書を締結していた
・自己の名義をもって、他人んに監理事業を行わせていた
◆監理団体の改善命令の理由
・傘下の実習実施者に対する監査を適切に行っていなかった
◆技能実習計画認定の取消し理由
・技能実習生との間で、技能実習計画と反する内容の取り決めをした
・認定計画に従って技能実習を行っていない
・外国人の不法就労活動をさせていた
・認定計画に従って賃金を支払っていない
・労働安全衛生法違反により罰金の刑に処せられ、刑が確定した
◆実習実施者の改善命令の理由
・認定計画に従って技能実習を行わせていなかった
今回、技能実習認定の取消だけではなく、改善命令も行われました。認定の取消しは、縫製職種が多く見られました。愛媛の縫製工場で技能実習生に劣悪な環境と、賃金の不払いで多くの報道機関よりニュースになりましたが、まだまだ無くなってはいないようですね。技能実習計画の認定が取り消されると、技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります。
このように厳しい処罰を受けることになりますので、技能実習生の受入れは適正に行う必要がありますので十分に注意してください。
【技能実習法に基づく行政処分等を行いました】厚生労働省のホームページより
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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