「技能実習」全国初!技能実習生が介護福祉士試験に合格
技能実習生として4年前から長野県小諸市で介護施設で就労しているインドネシア出身の女性が、国家資格の「介護福祉士」の試験に合格しました。技能実習生が「介護福祉士」試験に合格するのは全国初となります。
日本では2024年までに30万人介護現場で人手不足になると言われています。その人手不足の解消として「技能実習」「特定技能」分野でも就労することが可能です。今回の試験に合格したことによって、技能実習を修了後も日本で働き続けることが出来ます。
日本で介護福祉士を目指す外国人留学生は多く在留しています。介護福祉士の養成校で勉強している日本人卒業生94.8%のうち、合格率は79.8%となっています。外国人留学生をみると92%が受験し、合格率は38%と低い状況です。日本では介護福祉士資格の取得を目的に就労する「EPA介護福祉士候補者」が(インドネシア、フィリピン、ベトナム)の3か国から入国しています。
3年以上の実務経験で国家試験の受験資格が得られます。第33回介護福祉士国家試験では、
受検者数:84,483人
合格者数:59,975人
合格率:71%
となっています。
試験は「実技」と「筆記」で行われます。介護分野で就労する外国人にとって実技は習得した技術を活かす事ができますが、大きな問題は「筆記」でしょう。日本語の勉強だけではなく、介護に必要な単語や言葉を習得する必要があります。たくさん勉強して受験した国家試験の合格です。今後はこのインドネシア人の女性のように、技能実習期間中に介護技術を習得し、「介護福祉士」資格を受検する外国人が増えてくることに期待したいと思います。
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