「技能実習」監理団体1団体の許可取消し、実習計画認定8社217件の取消し

技能実習制度, 技能実習計画の取消し

出入国在留管理庁と厚生労働省は、2023年1月20日付けで、監理団体2団体の取り消しと、8社217件の技能実習計画の認定の取消しを通知しました。

◆監理団体に対する許可取消し理由
・外国の送り出し機関である西安栄舟対外経済技術合作有限公司が、団体監理型技能実習生等の本邦への送出に関連して、団体監理型技能実習に係る契約の不履行について違約金を定める契約その他の不当に金銭その他の財産の移転を予定する契約をしていないかについて、確認をしていなかった

◆技能実習計画認定の取消し理由
・労働安全衛生法違反により(罰金の刑に処せられ、これが確定)
・出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をしたこと
・技能実習生の人権を著しく侵害する行為を行った

【技能実習計画の認定が取り消された場合】
技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります。

技能実習制度は、技能実習生に対して行わせる作業や時間が細かく決められており、定期的に報告する義務があります。そして日本人であっても外国人であっても、日本の法律に守られ、法律を犯せば厳しい処分が待っています。法律に基づき、徹底した監理を行っていただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧