「特定技能」ベトナムで技能試験実施の遅れ

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技能実習生や特定技能外国人を最大の送出し国はベトナムです。しかしベトナムで特定技能の必須試験でもある、特定技能評価試験が実施されていないことを皆さんはご存じですか?

技能実習を修了しなくても、技能評価試験を受験し合格できるのであれば、日本へ入国し特定技能として働きたいと希望するベトナム人も多いのではないでしょうか?しかし日本語検定N3の合格と技能評価試験を合格することで特定技能として働くことが出来ますが、技能評価試験が実施されていないのであれば、他の国に行き受験するしかありません。

日本語検定のようにJLPT以外の試験を受験することは出来ますが、技能評価試験はそうはいきません。母国で受験できなければ評価試験の多いカンボジアやインドネシア、フィリピンへ渡航し受験しているベトナム人も多いようです。

なぜベトナムでの評価試験がないのかは疑問ですが、海外労働管理局(DOLAB)のファム・ベト・フオン副局長は、職種試験の実施について日本側と交渉中ということですので近々、実施される方向となるのでしょうか。実施が遅れている理由については「各国でそれぞれ事情が異なる。日本側が希望する試験の実施時期を提案する形になっている」と説明されているようです。今秋頃には特定技能2号へ移行する職種など、制度の改定が検討されていますので、それに合わせ実施予定も発表されると良いですね。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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