「特定技能」日本語検定
「特定技能」で就労するには、2つの要件が
あります。
①日本語試験(N4程度)
②技能試験
以上の2つは必ず必要です。
まず、「日本語試験」について説明します。
《実施主体》
独立行政法人国際交流基金(以下「国際交流基金」)
●国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)
●日本語能力試験(JLPT)
《国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)》
「N4」程度とは「A2」レベルになります。
◆開催◆
・実施回数 5回(2019年度)
・実施時期 4月、6月、10月、1月、3月
・実施場所 9カ国(ベトナム、フィリピン、カンボジア、
中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、
ネパール、モンゴル)
・試験科目 「文字と語彙」、「会話と表現」、
「聴解」及び「読解」
・試験時間 60分
・試験問題 60問程度
・合否基準 総合得点250点満点中、200点以上
《日本語能力試験(JLPT)》
「N4」
◆開催◆
・実施回数 2回
・実施時期 7月、12月
・実施場所 日本47都道府県(2019年予定)
海外76の国、地域232都市(2018年実績)
・試験科目 「言語知識(文字・語彙)」「言語知識
(文法)・読解」「聴解」
・試験時間 「言語知識(文字・語彙)」<30分>
「言語知識(文法)・読解」<60分>
「聴解」 <35分>※N4レベル
・試験問題 30問程度
・合否基準 総合特定180点満点中、90点以上
現在、日本や、日本以外にも様々な協会が実施
している日本語検定があります。
しかし、「特定技能」の要件として認定されている
日本語検定は、上記の2つだけです。
「特定技能」の2国間協定を締結している国すべて
で、日本語検定を実施している訳ではありません。
その場合、他の国に行き、日本語検定を受検する
必要があります。
急な法整備で施行した「特定技能」です。
働きたい外国人、受入れたい企業の気持ちとは
裏腹に、国の方針やその他行政の整備は、まだまだ
整っていないように思います。
5年間で約35万人の受け入れ・・・と言われています
が、順調に進んでいるようには見えません。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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