「MIU404」外国人労働者の問題を題材に
綾野剛と星野源ダブル主演のTBS系刑事ドラマ「MIU404」(ミュウ・ヨンマルヨン)第5話が7月24日(2020年7月)放送されました。
【あらすじ】
日本人店員が勤務するコンビニを狙った強盗事件が同時発生する。伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は、現場周辺の店舗でコンビニ店員に扮して張り込みを行うが、なんと、その店舗も強盗に襲われてしまう。さらに付近の店舗も次々と強盗に襲われるが、マークしていた捜査員によって一斉に確保される。犯人は外国人で、その大半が低賃金で労働する元技能実習生だった。伊吹と志摩も同様に犯人を捕まえるが、二人に仕事を教えた留学生のマイ(フォンチー)が勤務する別店舗では、犯人を取り逃がしていた。その一件が発端で、マイに共犯の容疑がかかってしまう。伊吹と志摩は、マイの関係者から話を聞くために彼女が通う日本語学校の事務員・水森(渡辺大知)を訪ねるが…そんな中、伊吹は恩師であり元刑事の蒲郡(小日向文世)に会いに行く。今は外国人支援センターで働く蒲郡から外国人労働者の実態を知った伊吹は、思わぬところから事件の真相に迫ることになるのだが・・・
「技能実習生」「留学生」「失踪」「監理団体」と、日本で働く外国人を取り巻くキーワードが出てきます。
「技能実習生=国際貢献」「留学生=日本語の勉強」のはずが、「技能実習生・留学生=日本でお金を稼ぐ」になっています。
以前、日本語学校の理事長とお会いした際このようなお話をお伺いしました。留学生は週28時間以内の就労が許可されていますが、日本語の勉強時間を削りお金を稼いでいます。 日本語学校が終わる時間になるとと最寄の駅にマイクロバスが停車するそうです。そのバスに多くの外国人が乗車しどこかに向かいます。
バスが向かう先は駅から離れた工業地域です。そこにある部品工場で留学生が働いているそうです。
コンビニで働く外国人は日本語が話せる外国人です。日本に留学している外国人の中にもほとんど日本語が話せない外国人がいます。
そういった日本語の話せない外国人は、日本語の話す必要のない工場で、もくもくと部品を組み立てているそうです。
深夜働き、仕事が終わり日本語学校で勉強をするそうです。日本語の授業は眠気で全く集中できていないそうです。
このように、様々なところで歪みが出来ています。
しかし新たに施行した「特定技能」は「仕事をしてお金を稼ぐ」ことを目的としています。本来の目的に沿って制度が周知され運営されると、このようなドラマやニュースで間違った目的が広がることがないと思います。
外国人を取り巻く環境に興味がある方は一度、ご覧になって下さい。
「MIU404」第5話はこちら ※2020年7月31日(金)21:59まで
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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