北海道 「特定技能」農業分野 台湾から就労

台湾, 特定技能制度, 農業分野

「特定技能」というとベトナムや中国、インドネシアなどが主な主要国となりますが、こんなニュースを目にしました。

台湾人の男性が北海道屈足トムラウシ(ほっかいどうくったり)の牧場で、2020年12月から特定技能1号の在留資格で働き始めました。
この男性はもともとワーキングホリデーで、2016年10月から1年間この牧場で働いていました。
台湾の大学で機械工学を学び、1年の徴兵を終えたのち、日本語の勉強を始めました。
台湾にある日系企業で働き始めましたが、30歳になるタイミングで「いつか海外で働いてみたい」と思い、ワーキングホリデーに応募しました。

農業の知識は全くありませんでしたが、日本人と話す時間がありそうとのことで、この牧場に決めました。
牧場での生活は「いろいろなことが新鮮で、価値観が変わった」と言います。地域そうででのイベントや学校の行事が何より楽しかったそうです。

そうするうちに、在留期間が修了し台湾に帰国しました。帰国後は家業の運送業を手伝い過ごしていましたが、どうしても牧場の仕事が忘れられず、2020年1月に短期滞在ビザを取得し、日本に来日し特定技能試験を受験しました。
ほぼ満点に近い点数でみごと合格しました。

そして2020年12月から「特定技能1号」として働き、ワーキングホリデーの時以上の仕事を任され、ワーキングホリデーで働く台湾からきている スタッフのサポートも行っています。

特定技能1号の在留期間は5年です。5年後この男性40歳となります。長男なので家業を継がなければという思いと、この牧場に残りたいという気持ちで揺れているそうです。
「一度きりの人生なので、悔いのない選択をしたい」と話しています。

現在、特定技能では“建設分野”と“造船船用分野”のみ在留期間が10年となり、それ以外は最長5年となります。
特定技能2号の移行職種ではありませんが、5年以内に2号移行職種になる可能性もありますので、今を一生懸命に頑張っていただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧

関連記事はありません。