登録支援機関と監理団体⑥
前回の続きからです。
③技能実習生の待遇(10点)
◆技能実習生(1号)の賃金と
最低賃金の比較
技能実習生も、最低賃金は保証されて
います。しかし、技能実習(1号)の
実習生は最低賃金から始めるのが
一般的でした。
そのような事もあり、最低賃金から
どれだけ上回る賃金を実習生(1号)
に支払っているかが加点になります。
◆技能実習の各段階の賃金の昇給率
これも上記と同じです。
技能実習(1号)⇒(2号1年目)
⇒(2号2年目)と資格が変わる度に、
どれだけ昇給したかの“昇給率”が、
加点になります。
④法令違反・問題の発生状況(5点)
※違反等があれば大幅減点
◆直近過去3年以内の改善命令の実績・
失踪の割合
《直近過去3年以内に改善命令を受けた
ことがあること》ちは、申請時を起点と
して遡った3年間をいいます。
●改善命令の内容として、簡単にいうと、
入国管理局より“不正行為”と指摘され、
一定期間、技能実習生の受け入れを停止
された事があるかになります。
●失踪については、過去3年に受け入れた
総実習生数に対し、何人失踪したかにより
失踪率を算出します。
◆直近過去3年以内に実習実施者に責めに
のある失踪の有無
たとえば、受け入れ企業が給与を支払わない、
ひどい環境の下、実習を行わせている、
在留カードやパスポートの取り上げや、
自由を奪っているなどで、技能実習生が
失踪するに至ったことがあるかどうかで、
減点になります。
近年、失踪する実習生が多くいますので、
少ない人数の実習生を受け入れている
企業は、1人失踪してもかなりのダメージ
になりますね。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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