SoftBank 外国人労働者の生活や学習をサポートするスマホアプリ「Musubu Connect」を提供開始
日本に在留する外国人が生活する上で大切ことは「日本語」と「支援(サポート)」でしょう。技能実習生には監理団体、特定技能外国人には登録支援機関が日本語を教え、生活をサポートしてくれます。
しかしサポートする外国人が多い場合、一人一人に対して丁寧に日本語を教え、生活をサポートすることが難しくなってきます。
こうした受け入れる側がサポートを必要とする外国人に対して、外国人でも使用できるアプリを通してサポートできるよう、SoftBankが日本語でコミュニケーションや、日本語学習ツールなど多言語で活用できるサービス「Musubu Connect」を2022年4月1日から提供することを発表しました。
提供されるサポートは以下の通りです。
◆通院サポート
アプリの画面に表示される体の部位をタップして症状や経緯などを母国語で入力し「伝える」ボタンを押すと、入力した内容が日本語に翻訳されます。2000以上の症状を日本語で表現することが出来ます。そのほか、〔病院の受付〕〔薬局で〕〔ドラッグストアで〕とシーン別に想定した会話集が備えてあります。反対に、利用する外国人の母国語から日本語へ翻訳することも出来ます。
◆災害情報の通知
スマホの位置により、緊急地震速報や、津波情報、大雨、噴火、熱中症の情報を受け取ることが出来ます。発生状況に対して、取るべき行動が母国語で確認することが出来ます。
◆日本語学習
日本語能力試験(JLPT)対策で500本以上の動画コンテンツを視聴できます。ミニテストやスキルの習得状況も確認できます。
◆生活マナー
ゴミ出しの仕方、防災知識、社会人としての心構えなどを母国語で400本の動画で視聴できます。
◆国際送金
条件を比較して3つの国際送金サービスからアカウントの開設の手続きを行えます。
◆メッセージの配信
受け入れ企業や監理団体とアプリ内でメッセージのやりとりができます。団体では、利用者の国籍や職種ごとにグループ分けしてメッセージのやりとりができます。
◆利用者の緊急連絡先情報
在留カードなどの身分証の写真を保存できるほか、氏名や国籍、血液型や勤務先の担当者の緊急連絡先・担当者氏名を登録できます。
このサービスは「Musubu Connect」とセットで販売するスマホにインストールして提供されます。今後は、給与の前払いを申請できるサービス、出退勤、休憩の打刻、勤務表も確認できるサービスも順次追加されます。
1人1人時間をかけてサポートできれば良いのですが、一人一人が平等に同じサポートとサービスが受けられるこのようなアプリを利用しても良いかと思います。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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