「技能実習」転籍について議論
技能実習制度の見直しを検討している政府の有識者会議で、技能実習生の【転職】について議論されました。
技能実習生は原則、転職することは出来ません。しかし、賃金が支払われないや同僚からの暴言や暴力などで転職を希望したいと思っていても、まず外国人技能実習機構や監理団体へ相談することになるので、転職する前に【失踪】という選択をする技能実習生は少なくありません。
しかし安易に転職されては受け入れる企業が、技能実習生を受け入れるためにかかった費用などを考えると、転職が必ずしも必要かと考えてしまいます。仮に転職が可能としましょう。日本へ入国したい外国人は、小さな会社ではなく大きな会社の面接を受け、日本に入国するでしょう。その後、〔転職〕したい旨を伝え希望する会社へ転職していくと思います。入国するために必要な条件がそろった会社から、希望する会社へ転職する。
転職することが悪いわけではありませんが、一定の条件を付けなければ転職できないようにしなければ、こぞって良い条件の会社へ転職するでしょうし、転職を繰り返す技能実習生の在留資格の更新は、受け入れる企業や監理団体にとっても管理がたいへんになると思います。
皆にとって良い方向へ進めば、技能実習生や特定技能外国人、受け入れる企業にとっても良い制度になると思います。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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