監理団体型とは 業務と役割

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監理団体とは

技能実習には、【監理団体型】【企業単独型】という、2種類の受け入れ方があります。ここでは【監理団体型】の受け入れと、役割を担う監理団体の業務と役割をお伝えします。
監理団体とは、技能実習生の受け入れ準備から、技能実習中の監理から技能実習生が帰国するまでの“すべての監理” を受け入れる企業に変わって行う団体です。

監理団体には2種類あります。

一般監理事業 1669団体

実績を積み高い水準を満たした優良な監理団体
監理できる技能実習生:技能実習1号~3号
技能実習生の在留期間:1年~5年

特定監理事業 1614団体

一般的な監理団体
監理できる技能実習生:技能実習1号~2号
技能実習生の在留期間:1年~3年

監理団体の主な役割

監理団体は技能実習生の受け入れるため、受け入れ企業(実習実施者)が現地を訪問等し、技能実習生候補との面接の手配から技能実習中の監理、そして技能実習生が無事に修了し帰国するまでの監理を行います。

監理団体の業務

監理団体が行う業務は、実習実施者(受け入れ企業)が、技能実習生を適切な環境で実習を行わせているか、日本の法律を遵守しているかを定期的に確認し、指導・監督することです。

■技能実習計画の作成指導

技能実習生を受け入れるにはまず、技能実習計画認定を受ける必要があります。そのため、受け入れ企業は「技能実習計画」を作成します。

■実習実施者に対する定期監査(3か月に1回)

定期的に実習先を訪問し、[技能実習計画に沿った実習をしているか] [労働環境・労基法に違反していないか]などを確認します。
結果は各種報告書にまとめ、外国人技能実習機構げ提出します。

もし、監査で問題があった場合は、適正に実習を行うように注意し、指導することも監理団体の仕事です。

■技能実習(1号)の技能実習生に対する講習の実施

技能実習生が問題なく日本で生活できるようサポートすることも監理団体の仕事です。技能実習生には“入国前” “入国後”の2回に分けて講習を行います。
●日本語
技能実習生が安心して日本で生活して実習ができるように、必要な日本語を教えてくれます。日本の生活では基本的な言葉と共に、日本人とのコミュニケーションが大切になります。技能実習生の入国前6ヶ月以内に、1か月以上の期間を有しかつ160時間以上の講習を座学で行います。
●日本の生活上のルールやマナーの講習
日本で生活する上で必要なルールやマナー、集団行動で気を付けることなどを教育します。
●労働に関わる知識
日本で実習を行う上で、遵守しなければならない労働上の規則、専門的な知識を教育します。

技能実習生からの相談対応

言葉の分からない日本で生活する技能実習生にとって、生活や実習中に起きる問題は大きな不安となります。そのため、母国語で相談できる体制が必要となります。
技能実習生の問題を正確にヒアリングし、適切に解決する方法を母国語で行ないます。