外国人労働者の労災事故
労災(労働災害)とは、業務上従業員が被ったケガや疾病などの災害に対して補償する制度です。
労災には大きく分けて、「業務災害」と「通勤災害」の2種類はあります。簡単にまとめると、業務災害が業務中の災害、通勤災害は通勤中や勤務先から家に帰る途中の災害のことを指します。
新聞やニュースなどでも、パワハラやセクハラによるうつ病や、動労時間の超過による過労死などで、さまざまな労災事故が起きています。
労災では死傷災害は、〔転倒〕が最も多く、次に多いのが〔転落〕となっています。私も以前、技能実習生の監理団体で働いていた時に、建設業の技能実習生が、脚立から転落しケガをした事がありました。
日頃から安全確認はきちんとしていましたが、とっさに日本人が「危ない!」と叫びましたが間に合いませんでした。
日本人同士ではとっさの「危ない!」も危険を指す言葉ですが、外国人にとっては『危険』を指す言葉とは、急には認識できません。
新しい在留資格「特定技能」の施行などで、外国人労働者はこれからも増加してきます。日頃から安全確認を徹底していても、日本人労働者以上の注意を、外国人労働者にはらう必要があります。
すべての外国人ではありませんが、自己判断をした結果、労災事故になってしまうケースもあります。
「特定技能」では、特に技能実習制度のような日本語学習はありません。即戦力として入国後すぐに働く事になります。
労災事故につながらないよう、仕事で使う言葉と一緒に、『危険』『とっさの言葉』なども特定技能外国人に伝えておくと良いでしょう。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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