先日、とある飲食店できれいな日本語を話すベトナム人らしき女性に出会いました。日本人で年配のお客さんばかりの飲食店で、物怖じせず接客している彼女に少し話しかけてみました。

その女性はベトナムから来た大学に通う留学生でした。留学生ですので週28時間のアルバイトをしながら大学に通い経済学の勉強をしている大学2年生でした。話を聞くとお姉さんは北海道で技能実習生として今年の2月から農業に従事しているとのことです。我々の仕事はきちんと勉強ししっかりアルバイトをしている外国人には、ちゃんとした会社で就職してほしいと希望しています。

そこで、まだ2年も先になりますが、もし就職や日本の生活で困ったことがあった時に相談できる先として、会社の名刺を渡しました。最近ではLineのアドレスも交換し、定期的に連絡を取るようにしました。そこで彼女から1つ相談があると早速連絡が来ました。

彼女のお姉さんが北海道で技能実習生として農業に従事しているのですが当初、送出し機関から聞いていた就労期間(雇用期間)と従事している会社から通知された就労期間が相違しているとの事でした。そのことでお姉さんは11月にベトナムに帰らないといけないので、留学生の彼女の在留資格で一緒に日本に在留できないか?と質問がありました。

まず現状を確認するため、受入れ会社と締結した雇用契約書をもらうように依頼しました。契約内容を確認すれば、雇用期間は8か月。「なぜかな・・・?」と思いましたが、【原則、更新する】項目にチェックがありましたので、更新できることを伝えました。しかし、彼女たちにも注意することにしました。

何でも疑問に思ったことは、サインする前に質問し解決することを伝えました。今回の件では契約書にサインをしたということは、契約内容に同意したということになりますので、後から疑問や聞いていた話と相違していたとしても文句は言えないということです。【原則 更新する】にチェックがありましたが、若干の不安もありましたので、契約を更新されない場合は、再度連絡をもらう事にしました。

今回のように、送出し機関や監理団体から聞いていた契約内容と違うと思っていても、雇用契約書にサインをしたということは契約締結になりますので、後から何を言っても〔後の祭り〕です。日本で働きたいからと疑問に思わずサインをしてしまうと、後から大きな問題になりますので、これから日本に来る外国の方は気を付けるようにしてください。我々は今後も、いろいろな国から来ている外国人に声をかけつつサポートしていきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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