技能実習でいつも問題となっている、技能実習生に長時間仕事をさせる、決められた賃金を支払っていない、共に働く者からの暴力や暴言など、様々な問題をうけ技能実習生が直接相談できる、スマートフォン用のアプリをを開発しました。

日本で働く技能実習生は2020年度末で約37万人となります。外国人技能実習機構は実習生が母国語で相談できる窓口を開設しています。しかし、技能実習生にはなかなか周知されておらず、上記のような問題があったとしても、相談先が分からず最悪の選択をする場合がああります。2019年度の相談は7400件ありました。

このため厚生労働省と出入国在留管理庁、外国人技能実習機構は相談窓口につなぐことができるスマートフォン用のアプリを開発しました。このアプリは外国人技能実習機構が設置している相談窓口の電話番号が紹介され、ボタンを押すだけでつながるようにしています。

このアプリは相談窓口だけではなく近年、異常気象によって様々な災害が起こる可能性があるので、災害や気象に関する情報や、最低賃金のこと、新型コロナウィルスに関する情報、日本で働くために必要な法律や制度について、母国語で発信され通知されます。

「ホームページに掲載しているので見てください」ではだめです。日本で働く外国人が必要としている情報や、せっかく開発したこのようなアプリは、掲載するだけでなく、どんどん情報を発信し一人でも多くの外国人の元に届くようにしていただきたいと思います。

ご紹介したアプリが発表され次第、ご案内したいと思いますのでお待ちください。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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