出入国在留管理庁と厚生労働省は、2022年1月28日付けで、11社198件の技能実習計画の認定の取消しを通知しました。

◆技能実習計画認定の取消し理由
・労働安全衛生法違反により罰金の刑に処せられ、出入国又は労働に関わる法令に関し不正又は著しく不当な行為をしたと認められた
・認定計画に従って技能実習を行わせていなかった
・外国人技能実習機構の職員に対し、虚偽の帳簿書類を提示した
・認定計画に従って賃金を支払っていなかった
・技能実習生の人権を著しく侵害する行為を行った
・出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をしたと認められた

【技能実習計画の認定が取り消された場合】
技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります。

このところ毎月、監理団体と実習実施者に対する処分が行われています。技能実習生は、日本に住むすべての人が遵守しなければならない「日本の法律」、日本に在留する外国人に対する「出入国管理及び難民認定法」、そして技能実習に対する法律「技能実習法」のすべてを遵守することになります。それは技能実習生だけではなく、技能実習生を受け入れる企業、それを管理する監理団体すべてが遵守する必要があります。そして日本人であっても外国人であっても、日本の法律に守られ、法律を犯せば厳しい処分が待っています。法律に基づき、徹底した監理を行っていただきたいと思います。

先日の岡山市内の技能実習生に対する暴言や暴力に関する事件がありました。受け入れる企業だけではなく、そこで働く日本人に対しても今一度、技能実習生を受け入れる徹底することをおすすめします。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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