彼と出会ったのは「特定技能」が新しく施行した年の2019年11月でした。外食業分野の試験の状況を見るために、近隣の市へ行った時でした。試験が終わり次々と外国人が会場から出て来ました。その中にスリランカ人の男性がいました。彼は私たちに話しかけてきました。

私は日本で働く会社を探しています。

それがきかっけで、スリランカ人男性が「特定技能」で働ける会社を探し面接し、在留期限の関係で一旦帰国していましたが、問題なく日本へ入国することが出来それ以来、我々が受け入れる企業とスリランカ人男性のサポートを行っていました。

日本で日本語の勉強をしていた奥さんも同じ会社で働くことができ、彼らが頑張ったおかげでスリランカから特定技能で働きたい人々を呼ぶことができています。仕事や人間関係で悩むことや困ったことも多かったと思います。しかし悩みを聞き、時にはみんなで食事をし問題を解決したことで、彼がずっと望んできたことが実現しました。

スリランカ人男性が頑張ったことで、社内で評価されることが増え、「特定技能」から「技人国」へ在留資格を変更することが叶いました。8月末に入管局へ申請し9月11日、とても早く在留資格を認めてもらうことが出来ました。現在の仕事に基づいた大学や専門学校を卒業していないことを心配していましたが、それも問題視されることもなく許可されました。

彼は「特定技能」で働く間に、「調理師免許」や「普通運転免許」「JLPTのN2」を取得するなど、着実にスキルアップし、通信制ですが大学も卒業することが出来ました。「技人国」へ在留資格を変更することを目標に持ち、実現したことをとても誇らしく我々もとても喜びました。

これからも在留資格に関係なく、友人としてサポートしていければと本当に思いました。そういえば先日、スリランカ人とベトナム人、そして我々が韓国料理のお店で食事をしたことを思い出しました。話す言葉も日本語と英語。こうして日本で出会い様々な国の友人ができたことは、この仕事をしているお陰だと思いました。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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