「特定技能」採用活動が再開している
最近ですが、スリランカ人の女性から「特定技能」外食業の試験に合格したので、日本で仕事ができる会社を知りたいと連絡がありました。この女性とは、当社のホームページを見て連絡してきたことが始まりでした。彼女は日本語も問題なく話す事ができ、私と日本人かのように話すことが出来ます。
ようやく試験に合格し、日本に来るチャンスが出来た事をとても喜んでいました。何度となく連絡をする間に、こんな電話がありました。
明日、日本の外食の会社が「特定技能」で働く仕事の説明会をします。日本で特定技能の試験を受けたことのある先生からの紹介です。どうしたらいいですか？
とのことでした。選択肢は彼女にありますので、参加して説明を聞いてみたら良いと回答しました。一つでも多くの選択があった方が、彼女にとって「特定技能」で働く意味になると思いました。そして説明会に参加した彼女から連絡がきました。
仕事はレストランでした。給料は*********円。そこから引かれて********円。仕事は〇〇時まで。働く場所は東京です。そして、日本に入国した後に住む部屋は自分で準備すること。ビザの申請をするので月曜日までに応募するかの回答が欲しいと言われました。
私は「やめた方がいい」と言わずアドバイスをしました。
日本で仕事をする情報が少ないので、先生に以下のことを質問してください。
①仕事の内容
②仕事をする時間
③残業の有無
④給料から控除される内容と金額
⑤日本に行くまでにかかる費用
⑥日本に行ってからかかる費用
そして大切なことも伝えました。
「特定技能」で日本に行くまでに支払う費用はスリランカの場合、日本に入国する飛行機のチケット代だけです。その他にかかる費用があると言われた場合、少し考えた方が良いことと、履歴書も面接もなく、日本の会社に採用されることはあり得ない。
そのことを女性に伝え、そして一緒に説明を受けたスリランカ人の方々にも伝えるようにお願いしました。仲介した先生の回答はこのような事でした。
日本で行くまでにかかる費用は、１００万ルピー（日本円で約３９万円）です。申請までに７０万ルピー、飛行機チケット代に３０万ルピー。
スリランカから日本の会社を探すことは難しいと思うので、支払う事ができて、仕事の内容が魅力的で「やってみたい」と思うのであれば、応募しても良いことを伝えました。何でもチャンスです。
私は監理団体で多くのベトナム人技能実習生を見てきました。彼らは、日本で働くために、ベトナムで多額の借金をし、その返済に苦しんでいました。思うような給料が貰えなけければ失踪する実習生も見てきました。彼らの事があったので、その事実を伝え選択するように伝えました。
日本で仕事がしたいと希望する、日本語が話せて優秀な外国人はたくさんいます。このような方から、日本の会社を斡旋しお金を支払わせる“ブローカー”が存在することも事実です。ブローカーは外国では違法ではありませんので、彼女たちが選択する道を邪魔することは出来ませんが、良い方向に導くことはできます。それが「特定技能」に関わる仕事をしてる私たちの義務だと思います。
現地では日本の企業が特定技能外国人や、技能実習生を採用するための採用活動が再開されています。彼女たちが無事に日本に来ることができ、安心して日本で仕事ができるよう、今後も見守っていきたいと思います。彼女たちの今後は、このブログでお伝えしていきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
この記事へのコメントはありません。