外国人と災害
2024年1月1日に北陸で起きた地震は、本当に言葉では言い表せないぐらい大変な災害になりました。大切な家族や友人、会社の同僚などたくさんの人が亡くなり、そして家が倒壊したり被災し大変な被害となっています。それは日本に住む外国人にとっても同じ状況でしょう。
弊社が支援をする企業でも、北陸に特定技能外国人を受け入れし、日本人と同じ仕事に従事しています。働く外国人には大きな被害はなかったとしても、不安な毎日を過ごしていることでしょう。そんな時に必要なことは、災害に対する情報収集と、日本人と同じように自分の安否を会社担当者や、同僚に伝える事ができるかだと思います。今回のように、長い連休中に自宅で起こった災害では、真っ先に考えることは自分の家族のことでしょう。
その次に会社の同僚であり友人の事だと思います。家屋は壊れ、電気や水道などのライフラインを絶たれた場合、どのように自身の安否を伝えれば良いのでしょうか。そして自宅以外のどこに避難し避難場所でどのように応対すれば良いかなど、日本に在留する外国人にとっては大変難しい問題だと思います。
ニュースをみていると、被災した市区町村では日本語だけではなく外国語で案内するチラシや、同じ会社で働く同僚が外国人のサポートをするといった状況があるようです。いつ起こるか分からない災害に備えること、その備えを継続することは難しい事だと思います。しかし、今の日本ではいつ・どこで災害が起こるかは誰にも分からないし、その災害がどのぐらいの規模かも予測することは大変難しいと思います。
災害が起こったときに外国人をサポートする体制や、安否確認ができる仕組みなどを考え構築することはできると思います。どうか今一度、社内の態勢や、監理団体や登録支援機関の方は担当する外国人をどうサポートできるかを考える大切な機会と考えていただきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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