外国人のワクチン接種 現在の住所を入管庁が調査
出入国在留管理庁は、新型コロナウィルスのワクチン接種に向けて、日本に在留する外国人も適切に接種できるように、地方自治体と連携して外国人の居住する住所(現住所)の調査を近く開始する予定です。
外国人のワクチン接種も日本人と同様、住民登録のある自治体より【ワクチン接種券】が送付されます。
しかし、外国人の転職などで別の市区町村に転居した際、[転出]⇒[転入]手続きを届出ない外国人もおり、自治体より接種券が送付されても宛先不明で配達されないようです。
そこで入管庁はワクチン接種券が届かない外国人を照会し、入管庁が管理する外国人の勤務先や留学先の学校などの情報を元に、現在の住所を割り出し、住所変更手続きをするように指導するようです。
日本政府は、在留資格のある外国人だけではなく、[不法残留で入管施設に収容されている外国人][収容中の体調不良などを理由に仮放免になっている外国人]への接種も予定しています。
日本に就労や留学などの目的で在留する外国人は約295万1000人(2020年6月末時点)、入管施設に収容者や仮放免中の外国人は約3200人(2020年12月末時点)います。
●在留する外国人などの相談窓口
外国人在留支援センター(FRESC)
◆相談できる時間
月曜日~金曜日まで(土・日・祝日は休み)
9:00AM~17:00まで
◆電話番号
0120-76-2029(お金はかかりません)
◆対応言語(14言語)
やさしい日本語、英語、中文(中国語・簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、タイ語、インドネシア語、タガログ語、ミャンマー語、カンボジア語、モンゴル語
ワクチン接種券が郵送されることを知らせるチラシを18か国語で作成し、全国の入管施設で配布する方向で準備中です。すべての日本人、外国人が安心して生活できるよう早くワクチン接種ができるようになると良いですね。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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