帰国できない技能実習生 約3万8000人
新型コロナウィルスの影響で帰国できない技能実習生は約3万8000人と言われています。
日本政府は帰国できない技能実習生に、“転職”ができるように制度を改正しましたが、感染が拡大したことで緊急事態宣言を発令し、外食業は時短営業をし、期待されていたGoToトラベルは、一時停止となり各地のホテルや旅館は休業し、あるいは閉館となる最悪の結果が多く見られます。
各分野でも雇用情勢が悪化した事で、働くことも帰国することもできない技能実習生が急増しています。
今一番求められている支援とは何でしょうか?
・帰国できるまでの間の生活支援
・帰国できるまでの間の就職や仕事の支援
いずれも帰国できない技能実習生には大切な支援だと思います。
しかし帰国できない技能実習生を“帰国できるまで雇用”する企業があるでしょうか。
技能実習生を新たに受け入れるために必要な、[人件費][住居][監理費]などは、受け入れる企業にとって大きな出費となります。
人手を増やせばその分だけ[人件費]がかかります。
新たに技能実習生を受け入れるために、住む場所を確保する必要がありますので[住居]を借りる必要があります。
そして元技能実習生となれば、監理団体を介して受け入れると思いますので、どうしても[監理費]がかかります。技能実習生個人が受け入れる企業を探し、雇用された場合は、支払う必要はいと思いますが、そのような場合はほとんどないかと思います。
これらの多くの費用は受け入れる企業にとって大きな出費となります。技能実習生に必要な支援は何でしょうか。
昨日、最寄りの出入国在留管理局へ行き、現状の対応をどうしたらよいかを伺ってきました。
入管局も相談される都度、対応しているようで対応する審査官も困惑していました。
決まったルールはあるものの、相談される内容の多くに決まったパターンではないので、何か相談がある場合、その都度相談してほしいとの事でした。
技能実習生、受け入れる企業、監理団体、支援する団体のすべてが、何が正しいことかが分からないでいます。
誰かにとって良い方法あれば良いのですが、それも分からずにいます。
そう思いながら私も日本に在留する外国人の方を毎日サポートしています。早く新型コロナウィルスが収束してくれることを祈るだけです。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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