皆さんもニュースでご存じかと思いますが2021年8月2日、大阪市中央区の道頓堀川に落とされて、ベトナム国籍の男性(21)が溺れて亡くなりました。その夜、同じ場所で飲酒していたドミニカ共和国国籍の男(26)が逮捕されました。

警察によると2人は事件があった場所で事件の1時間前から大音量の音楽をかけ、一緒にお酒を飲むなどしていました。その後、逮捕された男はベトナム国籍の男性に暴行を加えるなどして、道頓堀川に突き落とし殺害しました。翌日、ドミニカ共和国国籍の男は「入管難民認定法違反」(不法残留の疑い)の容疑で逮捕されました。

外国人同士のトラブルは私のブログでも何度か記事にしました。

 現在は、新型コロナウィルス感染症の影響で、日本中だけではなく全世界中で“自粛”ムードによって、相当なストレスが溜まっていると思います。本来なら夏休みに入り、海や山へレジャーに出かけ友人や仲間とBBQをし、楽しい時間を過ごすはずが、外食や出かけることも自粛しなければなりません。

これによって“ストレス”を溜め少しのお酒で開放的になり、良からぬトラブルに巻き込まれます。もともとベトナムの方は、友人や仲間とワイワイ食事をし、お酒を飲むことが好きです。楽しいことは皆で楽しむことが好きです。その流れで些細な事でトラブルになり、お酒の勢いで・・・と悪い方向になる場合もあります。お酒の付き合いを断れない事もありますので、お盆休みや連休中の行動には気を付けるように注意してください。

トラブルは自分から仕掛ける場合と、知らず知らずの間に近寄ってくる事があります。言葉だけの喧嘩なら良いのですが、身近にある物(例えば、包丁、フォーク、ナイフなど)どんな物でも凶器になります。「傷つける気はなかった」「ごめんなさい」ではすまなくなります。

日本に在留資格を持つ外国人にとって在留資格の更新があります。もしこういったトラブルに巻き込まれトラブルになり、警察のお世話になった場合、在留資格の更新時に何らかのペナルティーが科せられることもあります。以前、入管局へ「外国人の警察沙汰」について聞いたことがあります。
仮に「有罪判決」が出た場合には在留資格の更新はしないと言われました。更新の都度、警察に問い合わせをし該当する外国人のトラブルについても確認を取ると言われました。

在留資格の更新が出来ない場合、外国人が在留資格を失い日本から出国しなければなりません。そうなると外国人自身も、受け入れる会社にも大きな損失になってしまいます。こういったトラブルに巻き込まれない様、わざわざトラブルに巻き込まれるかもしれない知人との付き合いを控え、自覚を持った行動をするように伝えて下さい。

そして受け入れている会社の方々は、もし外国人がトラブルに巻き込まれた場合、きちんと外国人から経緯をヒアリングし、安易にお互いでトラブルに対しての交渉をしないよう注意してください。そして傷つけあう様なトラブルになっている場合、迷わず警察に連絡してください。変に隠そうとすれば良からぬ方向に向かってしまい最悪の場合、外国人の所在が分からなくなる(失踪)という事にもなりかねません。

いずれにしても事前に注意喚起していれば、トラブルが起こった時にはあ冷静に対処することが出来ます。楽しい連休を過ごせるよう、みんなで気を付けサポートできる体制を整えておきましょう。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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