「技能実習」2021年の監督指導、送検等の状況
厚生労働省は2021年に技能実習生を受け入れている企業(実習実施者)に対して行った指導や送検等についてまとめたものを公表しました。
■労働基準関係法令違反が認められた実習実施者
9036事業場(実習実施者)のうち6556事業場(72.6%)
■主な違反事項
①使用する機械等の安全基準(24.4%)
②割増賃金の支払(16.0%)
③労働時間(14.9%)
◆重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは25件
「残業代の未払い」「割増賃金の未払い」「過度な残業」「合意なしに賃金から寮費の控除」「無資格で重機の操縦」など、技能実習制度でいつも問題となる内容ですね。このように意図的なのか、制度をきちんと理解できていないのか分かりませんが、このような実習実施者があるために、制度をきちんと理解し実習を行っている実習実施者まで、きびしい目で見られることもありますので、技能実習生を受け入れる企業や監理団体は、きちんと制度を理解し受け入れるようお願いしたいと思います。
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