外国語が話せる通訳の不足
こんなニュースを目にしました。
「急増するベトナム犯罪「隠語」通訳に警察が悲鳴」
日本に在留・来日する外国人が増えることで、必然的に増えるのが外国人による犯罪です。では5年間でどれだけ来日した外国人の犯罪が増えたのか大阪府警の統計でみていきましょう。
日本人の犯罪と違って、外国人が逮捕された場合逮捕された瞬間から大きな壁は「言葉」です。
なぜ逮捕されるのか、逮捕された後も外国人に対して取り調べを行う時にも「言葉」の壁が大きく立ちはだかります。私は取り調べられた事は当たり前ですがありませんが、ドラマなどを見ていると、「どこで何をした」「何を話した」などなど、細かい内容を質問し答える。これらの内容を繰り返すことによって、その人物を容疑者とするかを決定します。日本人であれば警察の質問に対して答えることは通常ですが、外国人にとってはまず「日本語を理解する」ことから始めなければなりません。
警察が質問する内容を間違いなく理解しなければ、正しい内容を答えることすらできず弁解することも出来ません。このように外国人が犯罪に巻き込まれた場合は、日本人とは違い時間もかかります。犯罪に巻き込まれた犯罪者と警察の間に入るのが「通訳」となります。
犯罪が増えることで「通訳」の仕事も増えることとなります。しかし、通訳といっても外国語が話せるから通訳が出来るということではありません。通訳する方のこれまでの経験や、外国人が話す言葉をどれだけ理解して警察に伝えることが出来るかが大変な仕事となります。
言葉には標準語や方言といった日本でも同じように、東京と関西で言葉が違うように外国でも同じです。しっかり母国の言葉を理解しないと通訳できません。犯罪が減る事が問題解決の早道となりますが、いろいろな事情で犯罪に手を染める外国人も増えています。今後、外国人の入国も増えてきますので警察だけの問題ではなく、日本として通訳の整備に力を入れなければならないのかなと思いました。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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