技能実習生と失踪

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「そうだな。」と思ったニュース記事がありました。まず読んでみてください。

技能実習生の受け入れには様々な問題があります。受入れ企業による人権侵害ともとれる言動や、残業代や賃金の未払いなど、技能実習生にとっては辛い実習となり失踪を考えることもあるでしょう。しかし、そのような受入れ企業ばかりではありません。

技能実習生が生活や仕事に困る事がないよう、生活環境を整え生活に必要な備品を準備します。もちろん通勤に必要な自転車も一人一台準備しているでしょう。仕事では作業に困らないように、現場のグループと協力し実習生が分かりやすいよう事前に作業に対して準備しているでしょう。

でも技能実習生が失踪したらどうでしょう。「なぜ??」と疑問を抱くでしょう。何か足りなかったのか。彼らが失踪した原因は何だったのか?と自分たちに非が無かったかを考えると思います。しかし失踪する原因は決して受け入れ企業だけではありません。少しでも時給の高い都市部に行き、不法就労でも働くと思う実習生もいます。

そもそも日本に来る目的だけで技能実習生に立候補した実習生もいるでしょう。私も監理団体の職員だった際には、入国して次の日に失踪した技能実習生もいました。彼らを日本に入国させるためには、受け入れ企業は現地の日本語学校、渡航費、日本の寮の準備など多額の費用がかかっています。それを日本に入国した途端、実習を始めた途端、失踪されてはどうしようもありません。

このようなことから、受け入れ企業の覚悟も必要ですがまず、技能実習生にも覚悟が必要です。働く仕事の内容や給料、働く場所なども把握し理解し日本に入国しなければなりません。技能実習生に関するニュースは、技能実習生保護に関するニュースが多いですが、受け入れ企業の目線になったこのようなニュースも勉強になります。どうぞ今一度、受け入れている技能実習生にヒアリングを行い、現状に問題がないかを確認して下さい。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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