ベトナム人労働者の住民・所得税の免除を要請

ベトナム, 労働疾病社会局

日本を訪問しているベトナムのダン・ゴック・ズン労働・傷病軍人・社会事業相は、日本の加藤厚生労働大臣と会談しました。ベトナムのズン社会事業相は、日本に対して下記の要望をしました。

①「特定技能」「技能実習」など日本に滞在するベトナム人労働者の受入れ職種の拡大
・レストランの外食サービスやホテルサービス、バスの運転手など
・ハイテクや専門家などの高度人材の受入れを拡大
②技能実習生に対する住民税や所得税の免税

①についてはすでに「特定技能」で外食業や宿泊業でレストランや居酒屋などの外食業分野での就労が可能となっていますので今更といったところでしょうか。もしかするとホテルサービスですので、フロントなどで海外からのお客様をお迎えするといった立場でのことでしょうか。
バスの運転手に対しては、まず日本とベトナムの車が走行する車線が反対(日本は左、ベトナムは右)という根本的に車を運転する際に慎重にならないといけない所でしょう。皆さんも良くご存じだと思いますが、ベトナムではバイクの走行も日本と違い、ありとあらゆる道からバイクが一斉に走行しているといった所もあるので、この要請は十分考えないといけませんね。

日本人の私も車の運転は上手な方だと思っていますが、時々、標識を読み間違えたり、目的地に向かう道を間違えたりするのではたして日本に数年在留するベトナム人だけでなく外国人が乗客を乗せバスを走行させることが出来るかは疑問です。自身で運転する分には多少の間違いがあったとしても問題ありませんが、多くの乗客を乗せ走行する訳ですから、簡単に要請に応じることはないと思います。

②についは、日本に在留し日本の企業からお給料をもらい生活しているので、住民税や所得税を免税することはどうなんでしょうか。税金はその市区町村に住む人が目に見えなくても安心して生活できるよう使われていますので、これもきちんと考えながら決めていきたい問題でもあります。

ですが、このように何かを変えようとする方向は良いと思います。双方の意見を出し合い妥協点を見つけ改定していくことは技能実習制度や特定技能制度を見直し、今よりももっと良い制度にするための話し合いですので、これからももっと続けていただきたいと思いました。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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