「技能実習」入国後の技能実習生 新型コロナウィルス感染を確認

技能実習制度, 新型コロナウィルス

2021年2月3日、福岡県で海外から技能実習生が入国し、入国後の14日間の健康観察中だった13人から新型コロナウィルスの感染を確認しました。

福岡市では技能実習生を監理する組合の宿舎で14人の感染が確認されクラスターが発生しました。
このうち職員1人を除いた13人は海外からの技能実習生として入国し、入国した際のPCR検査では“陰性”が確認されていましたが、14日間の経過観察中に感染が確認されました。

また茨木県取手市では、同じ会社で働き同じ寮で生活している技能実習生3人の感染が確認されています。この寮で暮らす技能実習生の感染は9人まで拡大しています。

このところ技能実習生の感染が多く確認されています。新たに入国した技能実習生もですが、すでに在留している実習生も多いと思います。
その理由としては、多くの技能実習生は共同で生活しています。それは、2人一部屋の場合もあると思いますし、1人一部屋の場合もあります。
しかし、共同で生活していることが多く、食事をする場所、お風呂、トイレなど共用スペースはたくさんの技能実習生が使用していることでしょう。

その中で感染が広がっているのでしょう。日本人ではあまり見られませんが、ベトナム人や中国人は、皆で集まり食事を行います。
日本人のように一人一皿ではなく、大皿に食べ物を盛り皆でお箸をつつきます。食事をしながらワイワイと話しながら食べます。
そういったことも感染を広げている影響でしょう。通常であれば楽しく食事をすることは、とても良いことと思いますが、今はどうしても我慢しなければなりません。

技能実習生や外国人を受け入れている企業の皆さん、監理団体の皆さん、今は我慢することを伝えてください。
習慣を禁止するのではなく、“今だけ”我慢するように伝えてください。

そうすることで早急に感染を抑えることができ、技能実習生の感染も防ぐことができます。
なかなか日本の報道やニュースを見る事がないと思いますので、きちんと現状と対策を伝えてください。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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