「技能実習」就労中の事故やけが

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北海道南の鹿部町(しかべちょう)沖で、定置網の整備をしていた27歳のインドネシア人の技能実習生(27歳)が作業用のフックで頭をケガをした後に海に転落して、意識不明の重体になっています。この漁船には同じインドネシア人の技能実習生4人と、日本人3人の7人が乗っていました。

兵庫県三木市の金属リサイクル工場で、フィリピン人の技能実習生(30代)がアルミ製の棒を束ねる作業をしていたところ、アルミの間に挟んでいたパレットがつぶれて450㎏以上のアルミの束が崩れて頭に直撃し、死亡しているのを同僚が発見しました。

富山県砺波市(となみし)の砂利鉱業で、ベトナム人の技能実習生(37歳)が砂利を選別する回転式の選別機に左手を巻き込まれる事故があり、左手の小指を切るけがを負いました。

外国人だけではなく、日本人労働者でも毎日の安全衛生に気を付けていても、少しの油断やミスで大きな事故や、命を脅かす事故につながります。治療し治るケガなら「大丈夫」と言えますが、命や身体を脅かす怪我であれば、技能実習生本人もでしょうが、母国に住む家族や親族はもっと心配し悲しみも大きなものとなるでしょう。

厚生労働省が2022年(令和4年)の「外国人労働者の労働災害発生状況」を公表しています。

やはり国籍ではベトナムがダントツに多く、職種では製造業となっています。事故別では、転倒やはさまれ、転落や物の飛来などで受傷しています。事故は誰にでも起こりうることです。しかし「とっさの言葉」を理解し行動できるかは、日本語を理解し作業できる外国人や日本人労働者となります。入国したばかりの外国人では「とっさの言葉」を理解できない事もありますので、受け入れ企業や監理団体の皆さまは、一度時間がある時に再勉強を行ってはいかがでしょうか。外国人技能実習機構から「安全衛生対策マニュアル」の掲載がありましたので、活用してみて下さい。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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