「技能実習」技能実習生に暴行した受入れ企業と監理団体が謝罪し示談が成立

ベトナム, 建設分野, 技能実習制度

岡山県内の建設会社で実習していたベトナム人技能実習生に、2年間にわたり同じ会社で働く日本人が、殴ったり蹴ったりする暴行を加えていたとして、受け入れ企業側に技能実習機構が〔技能実習計画の取消し〕を行う処分を行ったことを、以前のブログでもお伝えしました。

今回、受入れ企業とそれを監理する監理団体がベトナム人技能実習生に謝罪し、補償金を支払うことで示談が成立しました。技能実習生を受け入れていた企業には、〔技能実習計画の取消し〕処分が行われ、処分が行われた日から5年間、技能実習生の受け入れが停止となり当時、受け入れていた技能実習生の実習継続も出来なくなりました。

監理団体には何の処分も行われておりませんが、技能実習生を保護し適切に実習ができるよう監理する立場でありながら、それを怠ったことは大きな問題です。この技能実習生は別の受け入れ先で実習を継続していることと思いますが、このような問題が起こったとしても、監理団体ではなく個人が探した労働組合で保護されたことも大きな問題です。誰を頼り信じて良いか分からなくなり、とても不安だったと思います。

今後はこのような問題が起こった時に、適切に監理し保護できるように、監理団体には今一度〔技能実習制度〕というものを見直していただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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