「技能実習」残業代など未払い約2700万円

外国人雇用, 技能実習制度

愛媛県内の縫製工場で技能実習生として従事していたベトナム人技能実習生11人が、受け入れ企業に対して残業代など未払いの給料の約2700万円を求めて記者会見を行いました。

この縫製工場は、多い月で残業時間が150時間を超えていました。しかし縫製工場から支払われていた給料は最低賃金の半分ほどの時給350円~400程度でした。未だにこんな会社があるのか・・・とあきれるような話です。この会社が現在、破産の準備中とのことで、支払う意思はあるようですが、どうなることやらといった話です。

この技能実習生たちは、監理団体ではなく外部の支援団体に助けを求めた結果、支払いが確定したわけではないですが、会社との交渉をすることができました。しかし、他に助けを求めなければ約2700万円もの賃金は支払われず、泣き寝入りするしかなかったでしょう。

何度もこのような賃金未払いの記事をお伝えしていますが、安い単価で人手不足を解消できると考え、給料も最低賃金に10円20円プラスし、ボーナスや昇給なしでは誰も働かなくなりますし選ばれなくなります。一生懸命仕事し、ステップアップし続けている外国人には、日本人と同じように支払うべきだと思います。

このようなニュースがなくなることを期待していますが、今後もなくなることはないでしょう。適切な給料をはらうということは当たり前のことです。当たり前のことも出来ないのであれば、外国人の受入れを止めていただきたいと強く思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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