「技能実習」産休を取得し出産

度々、技能実習生が妊娠し出産したことで、「強制帰国」や「解雇され帰国」など問題が多い技能実習生の出産ですが今回、日本で初めて技能実習生が産休を取得し出産しました。

外食チェーンで技能実習生として働くスリランカ人の女性が、産休を取得し２０２２年３月に日本で出産しました。この女性は技能実習の再開と、育休の取得を希望していて会社も認める方針だそうです。しかし、技能実習生には家族の帯同が認められていないため、産まれた子供は帰国を迫られる可能性があるとのことです。

このブログでも何度か技能実習生の妊娠・出産についてお知らせしてきました。

技能実習生が妊娠し出産することは、本人が希望すれば可能でしょう。しかし、産休中や育児休暇中の給与の問題や、技能実習を再開するとしても技能実習中の産まれた子供の保護など、さまざまな問題があります。これらの問題を解決できれば、技能実習生が日本で結婚し妊娠・出産することも、もっと増えてくると思います。本音を言うと、技能実習生にも人権があり保護されることは当たり前だと思います。しかし、技能実習生を受け入れる企業にとっては、多額の費用をかけ技能実習生を受け入れています。産休・育休となれば約１年間は実習を停止しなければなりません。
・産休、産後のケア
・技能実習継続中のケア
・産休、産後の日本での滞在費
など問題は山積みです。今回の件は受け入れている企業のサポートがあったことで実現したと思います。サポートできる環境があれば可能ですが中々、問題を解決するには時間がかかると思いますので、慎重に進めなければならない問題だと思いました。

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