「技能実習」北海道函館市の技能実習生 ツブ貝を密漁

外国人生活サポート, 技能実習制度, 支援(サポート), 犯罪, 違法

2021年7月18日、北海道函館市で実習就労する技能実習生3人が、漁業権がないにもかかわらず、市内の海でツブ貝十数個を密漁したとして逮捕されました。
3人は浅瀬で貝を取っていたところ、その様子を見た人が警察に通報し発覚しました。警察が駆けつけると3人は逃走したということですが、その後確保され、所持品を確認したあことろツブ貝が見つかり逮捕されました。
3人は「取ってはいけない貝だとは思わなかった」と話しています。

このような話は良く聞きますね。例えば、近所の川で泳いでいた魚を釣り食べたとか、近所の山に仕掛けをかけ動物を捕まえたといった話です。日本では違法でも、日本に在留する外国人の母国では普通の事だったりもします。
山に動物を捕まえに行くことも、近所の川で魚を釣る。そして今回のような、近所の海に魚や貝を取りに行くといった普通の事が日本では、違法となり逮捕されてしまいます。

今回はツブ貝でしたが皆さんは何が取って良いものか、ダメな物かをご存じですか?私もこのニュースを見つけ、“密漁”について調べてみて、初めて知ることができました。

海で釣りをすることは基本的には問題ありません。ですが、“立ち入り禁止区域”で釣りをした場合には、法律に違反する場合もありますので注意してください。潮干狩りをしたことがある方も多いと思います。これもルールを守らなければ法律に違反している場合があります。
アサリやしじみなどの二枚貝は“第一種共同漁業権”の対象になっています。許可を得ず取ると逮捕される可能性もあります。あくまでも無断で取った場合です。有料の潮干狩りで取る場合は問題ありません。

日本人も同様に、外国人にも日本の法律が適用されます。無断で魚介類を取った場合は逮捕され、起訴されたり裁判になります。そうなると、外国人にとっては在留資格を更新できなくなり、日本に在留する機会を失うことになかねませんので、充分に注意してください。

「軽い気持ち」「知らなかった」ではすまされませんので、日本に在留する外国人を受け入れている企業や監理団体の皆さんは、日本の法律を守るように指導してください。

日本政府の広報から日本に住む外国人のための、様々な情報が提供されていますので、こちらも併せてご紹介させていただきます。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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