「技能実習」監理団体1団体の許可取消し、実習計画認定10社141件の取消し

出入国在留管理庁, 厚生労働省, 技能実習制度, 技能実習計画の取消し

出入国在留管理庁と厚生労働省は、2022年9月30日付けで、10社141件の技能実習計画の認定の取消しを通知しました。

◆監理団体に対する許可取消し理由
・外国の送り出し機関(TVC人材開発防疫サービス株式会社)との間で、技能実習に係る契約の不履行について送出費を減額する取り決めをしていた。その後取り決めに基づき送出費の減額をしていた

◆技能実習計画認定の取消し理由
・労働安全衛生法により罰金の刑に処せられた
・技能実習生との間で、技能実習・認定計画に従って技能実習を行わせていなかった
・技能実習生との間で、技能実習計画と反する内容の取決めをした
・外国人技能実習機構の職員に対し、出入国又は労働に関する法令の規定に違反する事実を隠蔽する目的で虚偽の帳簿書類を提示した

【技能実習計画の認定が取り消された場合】
技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります。

技能実習制度は、技能実習生に対して行わせる作業や時間が細かく決められており、定期的に報告する義務があります。そして日本人であっても外国人であっても、日本の法律に守られ、法律を犯せば厳しい処分が待っています。法律に基づき、徹底した監理を行っていただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧