「特定技能」自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の追加を検討

「特定技能」「技能実習」分野, 特定技能制度

日本政府は、人手不足で人材が必要な分野「自動車運送業」「鉄道」「林業」「木材産業」4分野の追加を検討しているようです。

ニュースでよく目にするのが、運送業に人材が不足しており、地元の路線バスの本数を減らしたり、路線を廃止したりと大きな問題となっています。あとは、代表的な観光地〔京都〕で、駅前からタクシーが捕まらず困っていると外国人がニュースのインタビューを受けている映像を見る事がありました。

人手不足の分野に外国人材の受入れを始める事は良いとは思いますが、問題も多いと思います。例えば「自動車運送業」でいえば、運転免許の取得がまず最初の問題となるでしょう。現在、海外で運転免許を取得している外国人には、日本語での試験が免除され外国語で試験を受けることが許可されている場合もあります。
しかし日本で車を運転する場合、交通ルールや道路標識などは日本語です。ちょっとそこまで。というのではなく、一日の走行距離が100キロになることもあるでしょう。

日本人の我々も、車を運転し走行中に道路標識を認識することは難しいときもあります。それを日本語N4レベル程度の外国人が理解し、トラックやタクシーを運転できるのでしょうか?人手不足だからと安易に外国人材を受け入れようとすることは難しいのではないかなと思います。まずは、なぜ人手不足なのか?離職者が多い理由は何なのか?を考え、報酬を考え、人材不足の業種を知ってもらう等の事から始めないといけないと思います。

安易に外国人材の受入れを検討すると、受入れ後の問題が大きくなりさらに人材不足に繋がる原因にもなりまねませんので、十分に検討していただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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