外国人の入国 「特段の事情」も厳格化

新型コロナウィルス

日本政府は、新型コロナウィルスの変異株「オミクロン株」の感染を拡大させないための水際対策として、新規入国する外国人の「特段の事情」を理由に一部の外国人の入国を認めてきましたが、この「特段の事情」についても厳格な運用を開始しました。

「特段の事情」
・日本人、永住者の配偶者又は子
・定住者の配偶者又は子で、日本に家族が滞在しており、家族が分離された状態にあるもの
・「外交」又は「公用」の在留資格を有する又は取得する者(注1)
・特に人道上、真に配慮すべき事情があるとき(注2)や、高い公益性があるとき(注3)といった、個別の事情に応じて特段の事情が認められるもの

(注1)「公用」については必要性・緊急性が高いものに限る
(注2)特に人道上、真に配慮すべき事情とは
 「短期滞在」の在留資格を取得する者であって、以下のいずれかに該当する者
 ・病気である日本居住者
 ・出産する日本居住者
 ・日本居住者の介護又は日常生活の支援をする親族
 ・死亡または危篤である日本居住者を訪問する親族
 ・未成年者又は病気等の理由により、単独で渡航する事が困難な者の日本への渡航に同伴する親族
(注3)公益性があると認められる場合とは
 ・ワクチン開発の技術者

上記のような「特段の事情」を理由に入国を許可された外国人は、
●2021年7月・・・4万7126人
●2021年8月・・・1万7228人
●2021年9月・・・6919人
●2021年10月・・・1万999人
でした。今年の夏に開催されたオリンピックの選手や関係者もこの「特段の事情」を理由に入国が認められました。


しかし現在「オミクロン株」の感染件数は4件確認されています。今後、濃厚接触者と判断された方は全員入院し、隔離されるよう提案されたようです。ようやく落ち着きをみせていたウィルスが、これ以上感染が広がらないよう、空港検疫で完全に封じ込め、私個人の意見ですが、感染が拡大している国からの入国は、どのような理由があったとしても停止していただきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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