「技能実習 1監理団体の許可取消し  実習計画の認定20社170件の取消し 

技能実習制度, 違法

出入国在留管理庁と厚生労働省は、2021年6月25日付けで、1つの監理団体への許可取消し、20社170件の技能実習計画の認定の取消しを通知しました。

◆監理団体の許可の取消し理由
・外国人の技能実習に係る不正行為に対する通知をうけたことにより、出入国又は労働に関わる法令に関し不正又は著しく不当な行為をしたと認められた
※2021年6月25日をもって監理団体の許可を取り消し

◆技能実習計画認定の取消し理由
・出入国管理及び難民認定法違反により罰金の刑に処せられ、その執行を終えたこと
・認定計画に従って技能実習を行っていない
・認定計画に従って賃金を支払っていない
・労働安全衛生法違反により罰金の刑に処せられ、出入国又は労働に関わる法令に関し不正又は著しく不当な行為をしたと認められた

今回、技能実習認定の取消だけではなく、監理団体の許可取消しも行われました。
【技能実習計画の認定が取り消された場合】
技能実習を行わせることができなくなり、現在受入れている技能実習生の受入れ継続も出来なくなります。また、認定の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適正な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取り消しの日から5年間は新たな技能実習計画の認定が受けられなくなります。
【監理団体の許可が取消された場合】
監理事業を行うことができなくなり、現在受け入れている技能実習生の実習監理も継続できなくなります。許可の取消しを受けた旨が公示されることとなり、不適切な受入れを行っていることが周知の事実となるほか、取消しの日から5年間は新たな監理団体の許可が受けられなくなる。

このように厳しい処罰を受けることになりますので、技能実習生の受入れは適正に行う必要がありますので十分に注意してください。

【技能実習法に基づく行政処分等を行いました(厚生労働省のホームページより)】

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧